お星様は輝いていないけれど、素晴らしい個性と暖かなメッセージが伝わる至福の食卓でした。
そのうち2つは家庭でのおもてなしでした。
パリでは長年の友人が、クリステルの楕円鍋を使ってザワークラウトの上に3種の魚を載せた紙包み蒸し、バーミックスを使ったデザートなど。いずれもJARSの器を上手に使っての食卓でした。バーミックスで作った前菜のポタージュは、ムール貝入り。いい出汁が出ていて、かぼちゃやかぶなど野菜の味が引き立っていました。
私達は、贅沢ではないけれど、手を掛け、心を込めた美味しい、暖かい食卓にすっかり感心。部屋の設えも同様で、心地佳い寛ぐ空間でした。
久しぶりに出かけたミラノ。
居るかな?と突然立ち寄った友人のショールーム。
「なんて久しぶり!明日の晩家に来て。ご飯を用意するよ。引っ越したんだよ。」。息子、娘と喜んで訪ねました。長く行かなかった街、新しいお宅は、夢のような空間でした。学生時代からのコレクションという考えられないような美術品が高い美意識に支えられより効果的に見えています。お料理もレバノン風前菜2種、イラン風ピラフとカレー、甘さの加減が抜群のティラミスなど。料理にも独特の美意識がちりばめられて。有名な家具店を経営し、建築設計、デザインと幅広く活動する2人の住処です。
我が家の若い世代とこのような体験を共有出来たのがとても嬉しいです。
中下:左のカクタスはバカラ製 右下:シャンパンタイムの卓上 オリーブ入りのパンも自家製
ひとつは、パリ。
昨年11月にオープンしたばかりのビストロ、Le Sot l’Y Laisse。実は、代官山のメゾン ポール・ボキューズの料理長をしていた気鋭のシェフと一年程チェリーテラスのスタッフとして、百貨店各所で大好評な働きをしてくれていたカップルが長年の構想を実らせてオープンさせた店なのです。小さなお店ですが、すでに連日満席。パリ滞在の5日間中、たった一夜しか予約がとれませんでした。本当においしく、見事な料理でした。これからの活躍が実に楽しみです。
皆様も、パリへいらっしゃる機会がありましたら、ぜひお立ち寄りください!
● Le Sot l’Y Laisse
70 rue Alexandre Dumas, 75011 Paris, France
12:00-14:00/19:30-21:30
+33 1.40.09.79.20
※ 日曜、祝日のほか、土曜と月曜のランチもお休みです。
皆様、パリの旅の一夜を是非!
もう一つは、ミラノ。
楽しいイラストで皆様にもおなじみのスカラボットロさんが教えて下さった店、Alice。食材にこだわり、ユニークな発想と、確かな腕で勝負する女性シェフです。ここも、いいお店だと思いました。
だけど、さて、さて、出張はどうしたの?
はい、例によって、毎日クリステルほか日本からのお客様が訪ねてくださるブースでの商談、春に大きく展開するペロションさんのブースでの打ち合わせや、新たな出会いを求めての広い会場巡りなど5日間が瞬く間に過ぎました。
1月29日、午前に成田に着きました。さあ、どんなに待っているだろう、まずはドッティを迎えに。我が家で、荷解き、片付け、食事などばたばたと終え、湯船で疲れを癒し、サロンコンサートに。ヴァイオリンの小林美恵さんがバッハ2曲、イザイ、バルトークの無伴奏を弾いて下さいました。この音色、技、選曲、なにがあろうと、外せないコンサートです。聴けてよかった。美恵さん、ありがとう。
心配していた、手術後間もない友人にも会えて、豊かな、時間が東京で待っていました。