社長コラム(櫻通信)

社長コラム(櫻通信)

Vol.57
晩秋の京都、幸せなクリスマス、初摘みのオリーブオイル
— 改行 —

あたり一面に広がる紅葉の絨毯、あぁ、残念!

ああ、残念。晩秋の京都。
金曜日夜遅くに京都へ。翌日の貴重な半日に、昨年のような鮮やかな紅葉を期待したのですが。今回はちょっと、目線はおのずと木立の足下へ。暖かな紅葉色は絨毯となって広がっていました。デリケートに四季を受け止められる私達の国は、感覚を鈍らせているとせっかくのお宝を見逃してしまいますね。
でも、尋ねてよかった。初めて訪れたしょうざんの庭園には、驚きました。大正時代の成功された経営者の創設と伺いましたが、その感覚のモダンさ、革新的御本業の仕事に感心しました。
庭園で見受けられる、北山杉の造形や石の形、上品さが取り柄という庭園ではないのですが、実にシャープで面白い。仕事では、初のウールのお召しを創られた由。そういえば、ママが普段着に黒地に鮮やかな5色程のストライプのウールの着物を着ていて、変わった着物だな、暖かそうだなと思って見ていたのを思い出しました。
しょうざんの庭園 庭石も斬新

しょうざんの庭園 左:酒樽はお茶室に  右:北山杉

上:今年のターキー
下:真っ白なNOELのケーキ
幸せなクリスマス。35人で囲む9kgのターキー、イヴの家族の食卓
その1;早めに恒例の七面鳥を焼き、ご常連にお出かけいただきました。今年のターキーは9kg。前日から慣れたスタッフが鶏をマリネし(大きなゴミ袋にマリネ液と入れてひと晩置きます。これが柔らかく、しっとりとした味の良さを創ります)、お腹のスタッフィングを用意してくれます。
翌日は朝からこの大きさだとフレスコバルディ・ラウデミオとリキュールを時折掛けながら6時間以上掛けてオーブンで焼きます。何年ターキーを焼いていることやら。最初はチキンで焼きましたが、ターキーが手軽に手に入るようになり、最大12kg近くの物まで焼きました。スタッフィングは栗や松の実を沢山使って、ベーコン、挽肉にしたレバー、たまねぎ、にんにくなどをよく炒めたものと合わせて、たっぷりと詰めます。今年はちびちゃんまで入れると35人。皆でたっぷりといただいて、中身は少し贅沢ですが、本体は9000円程。翌日は、まず骨際の肉を取り出し、冷蔵して何回もサラダやサンドイッチに。骨は2時間程煮出すと素晴らしいスープになり、その後取り除いた肉はドッティの食料に。あますところなく活用出来るおいしいレシピだといつも思います。まだなさった事のない方はチキンからでも是非お試し下さい。
この日のケーキは真っ白なNOELのケーキ。上に加藤千恵先生に教えていただいたバラの花びらの砂糖がけ(シュガーローズ)を娘がスタッフと作ったものを飾りました。無農薬で育てたバラの花びらを注文し、卵白と砂糖で衣掛けしたものです。香りも残り、日持ちがよいのも素敵です(アイスクリームに添えるだけで、おしゃれな一品に。)千恵先生ありがとう!

その2;前日電話で誘われて、イヴの夜を息子の家で集う事になりました。新築の家は建築家の家らしく二味も三味も違います。そこで、料理上手な嫁がきれいな手料理でもてなしてくれました。小さい甥の為に、お菓子の家も出来ていました。幸せな一夜でした。チェリーテラス定番の和風ローストビーフ バルサモ・ディヴィーノ風味はここでも頻繁に登場するそうです。付け合わせのマッシュポテトや、カリフラワーのスープもおいしかった。ありがとう。
ばらの花びら

左:イブの食卓  右:お菓子の家
初摘みのオリーブオイル、ヌォヴォ・ラッコルト
12月初め、トスカーナから空輸した初摘みオリーブオイルが飛んで来ました。嬉しいことに、年々ご愛用者の方々が増え、待っていて下さる方々が多くなり、発売から2週間で直販系は完売いたしました。私達も楽しみにいただきます。パンをこんがり焼いて、にんにくをこすりつけ、たっぷりとラッコルトを付けて食べるのが大好物。

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よく考えると、体によいレシピ満載の教室が人気。
今年は、グリーンスムージー系のジュース、酵素たっぷり&ビタミンたっぷりの我らのフレッシュミックスホット・キルト活躍のビタミンBの豊富な米麹甘酒
発酵食品の代表格である味噌作り、心を繋ぐ恒例のおせち教室が大人気でした。
来年も、おいしく、楽しく、健康的で、毎日の食卓に活用できる生活提案を続けて行きたいと思います。皆様、どうぞよい新年をお迎え下さい。
株式会社チェリーテラス 井手櫻子

晩秋の京都