道具と食のコラム

フレスコバルディ・ラウデミオとどこが違う？
　同じトスカーナ内でも、産地が異なります。フレスコバルディ・ラウデミオの畑はフィレンツェの北東に位置し、ルーチェの畑はシエナよりさらに南の、フィレンツェ地区に比べてずっと温暖な気候のモンタルチーノに位置します。
　また、オリーブの品種も異なります。フレスコバルディ・ラウデミオは、フラントイオ、モロイオロ、レッチイノの３種のオリーブのブレンドに対し、ルーチェは、フラントイオ、モロイオロ、レッチイノ、ペンドリーノの4種のブレンドです。
　そのため、ルーチェのほうが辛みが少々弱く、マイルドでフルーティです。フレスコバルディ・ラウデミオは、しぼりたてのオリーブそのもの風味で、青草のような香りと、ペパリーな風味が特徴です。
　それぞれの風味の違いにあわせて、使い分けてみてはいかがでしょうか。同じ食材も違うオイルでいただくと、それぞれに違ったおいしさを感じられて楽しいです。

「ルーチェは、オリーブオイルなのに、すごくフルーティーな印象。口当たりがしっかりとした香りで後味が軽く、柔らかさを感じる。サラダからグリル野菜、肉などにも最適。食材の味を引き立ててくれる逸品。
一方のフレスコバルディ・ラウデミオは、ラウデミオは重厚感のあるオイル。クリーミーなモッツァレラブッファラやペスカトーレパスタなどにたっぷりかけて味わいたい」。と、Ar’s Italian Cuisine（エアーズ イタリアン キュイジーヌ）小林智仁シェフ
「ルーチェの風味を最も生かせるいただき方は、トマトのブルスケッタに、たっぷりと。赤身または黒毛和牛ヒレ肉などの牛肉と、バルサミコとたっぷりのルーチェオイルもおすすめ」とのことです。ぜひお試しください

「ピリリとした辛味も感じ、オイルのパワー、ピゥアーな味わいに、モンタルチーノの風景が目に浮かんできます」というお客様の声も頂戴しています。美しいモンタルチーノの景色を思い浮かべながら、ルーチェを味わっていただけると何よりです。

⇒ルーチェについて詳しくは

⇒フレスコバルディ・ラウデミオについて詳しくは