道具と食のコラム

道具と食のコラム

Vol.49
「ホット・キルト」に、クッキングブックができました!
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おかげさまで、昨年の秋に発売以来、好評を頂戴しているクリステルの「ホット・キルト」。
これがあれば、レンジで調理後、鍋をこのキルティングのケースに入れておけば余熱でおいしく料理が仕上がる、という簡単かつエコロジカルな調理法が、忙しい主婦の方々にぴったりなのかもしれませんね。

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⇒「ホット・キルト」について詳しくはこちらから

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さて、この10月にホット・キルトのクッキングブックが発売となりました(レシピ総数55点)。
得意分野である「煮る・ゆでる」、「蒸す」、「炊く」と3つの調理法別にさまざまな料理をご紹介するほか、「デザート」も6点掲載しました。
さらに、山形・庄内の予約が取れないレストラン「アル・ケッチァーノ」の奥田政行シェフからは「家庭でシェフになれる」レシピを、料理研究家の河合真理さんからは甘酒など「発酵の力を引き出す使い方」のレシピを頂戴しています!

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では、調理法別に掲載された料理を少しご紹介しましょう。

“ホット・キルト” クッキングブック

●「煮る・ゆでる」
豚のやわらか角煮
ホット・キルトは、言わば「火力不要のトロ火専用レンジ」。ゆっくり弱火で煮込んで仕上げたい料理の、「ことこと加熱する時間」を担ってくれるのです。
従って、鍋のそばについて見守る必要はなし!外出中の調理もおまかせOK、これはとても便利ですよ。

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「豚のやわらか角煮」の場合も、火力で加熱するのは、ゆでる工程(沸騰後15〜20分)と、調味料と一緒に煮る工程(沸騰後15〜20分)のみ。あとは、ゆでた後、調味して煮た後と、ホット・キルトでそれぞれ1〜2時間保温することで、とろける柔らかさのおいしい角煮ができあがります。煮崩れることがないのも嬉しいポイントです。

「豚のやわらか角煮」口の中でとろける食感です。

●「蒸す」
海老とオクラと長いもの茶碗蒸し
低温でゆっくり料理を仕上げる保温調理は、蒸し料理に最適。特に、茶碗蒸しやプリンなどを、すが入ることなくきれいにおいしく仕上げられるのです。
※ホット・キルトで蒸し料理をする場合、クリステルのクッキングバスケットとクッキングプレートが活躍します。

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たとえば「海老とオクラと長いもの茶碗蒸し」の場合。鍋にクッキングプレートを置いて湯を湧かし、その上にクッキングバスケット(卵液が入った器を置いて)をセットします。そして、ほんの数分蒸した後、ホット・キルトで10〜20分保温すれば完成です。

ホット・キルトで蒸し料理上手に!

●「炊く」

「白米」「玄米」「雑穀米」

クリステルで米を炊き、蒸らす時間をホット・キルトに入れると、ふっくらおいしいごはんに。そのまま入れておけば、ごはんの保温にも役立ちます。

また、おかゆもまた得意の料理です。煮立ったら5〜10分加熱し、あとはホット・キルトで40分ほど保温。加熱中に吹きこぼれることもなく、べたつきのないさらっとしたおかゆに仕上がります。
ふっくら炊きあがったごはん。

●「デザート」
きな粉と黒みつの豆乳プリン
ホット・キルトの面白い調理技に「保冷」があります。たとえば、ゼリーやゼラチンを加えたプリンなどを冷やし固めたい場合、図のように塩入りの氷水や保冷剤を活用することで、しっかり保冷しながらお菓子を仕上げることができるのです。「きな粉と黒みつの豆乳プリン」もこの調理法で手軽に作れます。

「きな粉と黒みつの豆乳プリン」工夫次第で冷たいデザートもお手のもの。
では、この一冊を通して、「なにができるの?」、「どうやって使うの?」といったホット・キルトについての疑問をすべて解消いただけることを願っております!