道具と食のコラム

道具と食のコラム

Vol.60
新発売「グラインダー」の取扱説明書を担当して…
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新発売のグラインダー

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3月15日、バーミックスから新しいアタッチメント「グラインダー」が新登場。スタイリッシュなデザインで、容器本体は透明で、中を見ながら作業ができます。刃の着脱も手軽でお手入れがしやすい構造です。
基本の作業は「砕く・刻む」で、少量の材料を作業するのにとても便利です。
特に「する、砕く、刻む」は、手間はかかるけれども料理になくてはならない作業のひとつです。そんな手間を軽減する道具が欲しい、その道具のお手入れは簡単であって欲しい、でも単純な機能ではなくきっちり仕事はして欲しい。きっと料理に関わる大勢の方がこのようなジレンマを感じているのではないでしょうか。
今回、新発売のグラインダーはそんなジレンマを少し軽減するお手伝いができる道具の一つになりそうな予感がしています。
このグラインダーを使うことにより、さらに快適に、手軽に作業ができたらば、日々の台所仕事がほんの少し楽しくなり、より美味しい食事作りのお手伝いができるかもしれません。
今回、このグラインダーの取扱い説明書をつくるにあたって、グラインダーと向き合い、一体これで何ができるのだろう?このグラインダーの良さって何だろう?欠点って何だろう?日々、いろんなことを考え、いろいろな食材を様々なグラム数で試してみました。

上:スタイリッシュなデザイン
下:着脱も手軽
結果的に、私はこのグラインダーがすごく好きになりました。
個人的に一番おすすめしたいポイントは、お手入れのしやすさです。
スパイスを砕き、しょうがをすり、ペースト状のものを作業したら、やはり道具は隅々までお手入れしたいものです。
その点、このグラインダーは刃の着脱が手軽で、構造がシンプルなのでとても洗いやすいように思います。
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生活を豊かにする食事のお手伝い

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人類は大昔、狩猟から農耕・牧畜を経て定住が始まり、食文化を楽しむ時代へと変わっていきました。土器の使用が始まり、道具が進化し、小屋が作られ、集落が形成され、そんな具合に人は「文化」を造り上げていきました。
「採って食べる」という生きるための生活から、「採って、食べて、楽しむ」という、生活を豊かにしながら生きる文化を身につけたのだと思います。集落が、大集落となり、都市となり、それぞれの地域特有の風土で健やかに過ごす為に、その風土に合った食材や、それに合った味付けが生まれました。
香辛料をするなどして、暑さ、寒さに対応する食事が生まれ、栄養を補う為に固いもの、小さなものを粉砕して体内への吸収を良くし、食事の彩りや風味を楽しむ為に様々な食材をペースト状にするなど、人はよく工夫を重ねてきました。
そんな大昔からの作業は、現代でも変わらず存在しています。
一つ大きな違いといえば、過ぎる時間の早さではないでしょうか。
仕事、家事、育児、プライベート、様々な事を抱え、それに伴い道具もすさまじい早さで進歩しています。
さらに大家族の形態から、いまは核家族化が進み、少しの物を、手早く、簡単に作業をすることが多くの方の望みではないでしょうか。
そんな望みを叶えてくれるのが、バーミックスであり、新発売のグラインダーだと思います。

左より スパイス        カレー粉           にんにく           みじん切り

特徴と使い方のコツ

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新発売のグラインダーは、透明なので中が見やすく、作業の加減を確認しながら操作ができ、刃の着脱が手軽でお手入れがしやすい構造なのが特徴です。
また、バーミックスのスイッチの低速・高速・スイッチのON/OFFをこまめに繰り返すなどを使い分けると、にんにくをみじん切りにしたり、しょうがをすったり、硬いスパイスを砕いたり、ハーブ等をペースト状にしたりと様々な作業を手軽にこなせます。
毎日の食卓のひと手間をこの新発売のグラインダーが助けてくれるかもしれません。