社長コラム(櫻通信)

社長コラム(櫻通信)

Vol.29
パリ、イワシ、YUKIちゃん、オペラとコンサート

パリ タイトルは良いのに、実は5日だけの滞在。残念。
初日はTGVで地方に出かけ、残り4日間はMaison & Objet(家庭用品の見本市)通い。その間、小さな孫が登場したので、外食は無理かと食材店で買い物をして、パリ風夕食を用意したミニ・イベント以外は、なんだかどこに居るのかな〜という生活ではありました。
それでも、TGVの窓からは食料自給率EU一番の農業大国の姿に圧倒され、パリでは、秋色を見せ始めた街並に見とれ、Maison & Objetの会場にもきれいなものが沢山。会場の外の巨大な換気口かなにかのカバーにも魅せられたのです。もちろん会場にも沢山の魅力的製品や展示が。
会場の外の巨大な換気口かなにかのカバー

クリスチャンヌ・ペロションの展示
今、ショップで品揃え豊富に展示しているクリスチャンヌ・ペロションさんの食器はお人柄がにじみ出たきれいさです。クリステルにもJARSにも新商品が出ていて、どうご紹介するべきかと目下検討中。

秋の味覚 サンマはイワシに。葡萄は多彩。
今年はイワシが豊魚のよし。替わって、サンマが不漁なのですね。この頃の風物詩、サンマを焼く匂いがイワシに変わっても、おいしさも栄養もたっぷり。
さて,イワシの食べ方の王道は塩焼きですね。塩焼きには大根おろしをたっぷりと。楽に作れるので、私はバーミックスを使います。
大根おろしといえば、忘れられない経験があります。まだ、この仕事を始めたばかり頃、25年程前のことです。お客様から大根おろしを作れるか教えて欲しいとお電話がありました。外出はご無理との事、お困りの様子でしたので、お宅にバーミックスと大根を持って伺いました。リュウマチが重く,おろし金ではご主人の分をおろすのが精一杯、ご自分は永く大根おろしを口にしていなかった。これで,食べられるのね、嬉しいと大変喜んでくださったのです。たかが大根おろし、されど...。私も嬉しい思いでした。
e-gohanには現在7つのイワシのレシピもあります。つみれだんごお鍋にもブイヤベースにも!
有元先生のフリット等もあります、ご参考に。

— 改行 —

秋の味覚はお魚だけではないですね。昨年も見とれて、思わず写真をここに載せたきれいな葡萄をまた頂きました。食を大事にする友人が、葡萄を大切に育てている生産者から送ってくださったもの。きれいです。

上:多彩な葡萄は味も格別です
下:農業大国の姿に圧倒! TGVの車窓から

ネトレプコが唄うマノンとヴィオレッタ。
この9月のハイライトでした。噂にたがわず声も技術も表現力も言う事なし。
幸運なことに、2演目をネトレプコで聞く事が出来、英国ロイヤルオペラの久しぶりの来訪は、オペラの醍醐味を満喫させてくれました。
9月は、他にも楽しみな変化に富む音楽会に行くことができました。
パリの窓外

上:秋色に染まる田園風景 TGVの車窓から
下:あれ、ここはドッティーのお気に入り
aa まずは、再び、YUKIちゃんに。今回は、フォーラムの巨大な会場。いっぱいのお客様とはいえ、けっこう平均年齢を上げたかな。おばあさんは一人だけれど、櫻子さんの歌も聞かせてもらえ幸せでした。

— 改行 —

bb ツィメルマンとハーゲン弦楽四重奏団、初めて聞くポーランドの女性作曲家バツェビッチの五重奏の曲に圧倒される。滅多に聴く事ができないと思う、この機会に感謝する思い。ヤナーチェクの弦楽四重奏では演奏の素晴らしさと、楽器そのものの音色の魅力が素人の耳にも明確に聴こえたように思う。最後にツィメルマンとの五重奏で聴くシューマンには、すっかり華やいだ音の世界が広がって行った。良い演奏会。ツィメルマンは生で聴きたい。

— 改行 —

cc 深沢亮子さんのコンサート.この方の演奏には、ウイーンの香りがするように思えてくる。本当は、ウイーンがなにものかも分かっていないのだけれど、かってに、軽やかなタッチから、ウイーンの華やかさと洒脱さを自然に思い浮かべてしまう。今回は堤剛さんと、妹さんの恵藤久美子さんも参加され、またもアンサンブルの楽しさを味あわせて頂く。久しぶりの堤さんの音もなんと美しいことだろう。