社長コラム(櫻通信)

社長コラム(櫻通信)

Vol.16
贈り物はすてきなリサイクル
心と知恵を頂いたすばらしいリサイクル!
贈り物を考えられる季節ですね。この春の花見の時に頂いた贈り物でそれは心に残る頂き物があります。心と、知恵を合わせて、さりげなく、おしゃれで実用的なリサイクルなのです。贈り物になにか心を込めた一工夫を考えられないかしら、金額の多寡でもなく、できれば、あるものは活かして、などお考えの方に参考になるのではないかとご紹介します。

この時いただいたのは、和服を解いて、作られた小さなバッグ。旅行鞄にいれても、仕事鞄に入れても軽く、しわにもなりにくく、出先での夕食、観劇などに便利。だいいち、母や、祖母の和服が生き返ります。作られたのは友人の峰岸祥子さん(この方に天は二物をお与えになりました!)。洋裁、編み物、小物作りと、しゃれてすてきな手仕事がすばらしい!! その上、料理も盛りつけも本当にお上手。
チェリーテラスでも、惣菜風懐石として、毎日食卓に登場させられるようなおかずを松花堂弁当に仕立てる便利でおいしい料理を長らく教えて頂いていました。
祥子さんが、和服から種々なバッグを作られるようになってから、いくつか使わせて頂いています。大島やちりめんを紐状に仕上げ、それを編み込むようにして作られたバッグなど良い趣で大好きです。しかも、年々手法は進化。空き缶のプルタップが編み込まれたりします。斬新でモダンなのに、品の良いものが沢山。いつか、バッグ特集を書かせていただこうかな。海外のわかる方へのギフトには最高です。フレスコバルディ侯爵家のボナ夫人は「これほど使いやすいバッグはないわ、旅行鞄に入れて行くのよ、皆にほめられる」とおっしゃっていました。    

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さてさて、この春、更に感激したのが、峰岸さんから頂いたバッグの包装です。見て下さい。これは、お習字の反故紙。とてもシックです。しかも書かれた方がやはり友人の宮城宣子さん。ご主人の宮城壮太郎さんはチェリーテラスの製品開発でお世話になっている方、生活の達人の宣子さんにもいろいろご意見を頂いています。

峰岸さんから頂いたバッグとその包装
先月には、祥子さんの展示会があり、このお二人がコラボレーションされていました。私も和服から生き返った、モダンなバッグに宣子さんの筆で「CA VA?、 OUI、」と2面に書かれたバッグ頂いてきました。   

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こんな贈り物が出来るようになるには、長年の研ぎすまされた心と目と手の習わし、蓄積、があるからですが、誰でも心がけで、ちょっと工夫を学ぶこともできるかしらと願っています。まずは、その根底にある物に対しての暖かい気持ち、これはまず学べる事かなと思うのです。

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リサイクルの続編!
ずいぶんレベルは違いますが、これもリサイクルのアイディアです。お中元などによくお使いいただく、バルサミコサンジュリアーノのマーマレード。お求めの折は、空き瓶はお捨てにならないでくださいね。
バルサミコの瓶は一輪挿しに好適です。実は、有元葉子さんが、この空き瓶に野の花を活けて窓辺に並べてくださっていたのを見て学びました。マ−マレードの瓶はマヨネーズ作りに最適。蓋をきれいな端布や紙で包んだり(写真はチェリーテラス代官山で販売しているフランス製のキャップ)、一緒にレシピノートをつけても喜ばれます。


バルサミコの瓶は一輪挿しに。                 マ−マレードの瓶はマヨネーズ作りに最適。