道具と食のコラム

道具と食のコラム

Vol.115
バーミックス&クリステルで簡単で美味しいパンを焼こう!

名称未設定 1
— 改行 —
 2020年も残り僅かです。今年は新型コロナウイルスの影響により、今まで経験したことのない1年になったのではないでしょうか。
 チェリーテラスでも百貨店の休業、料理教室の中止など様々な影響がありました。しかし、ご自宅での時間が増え、料理に興味を持っていただいた方も多く、バーミックスやクリステルを買っていただくお客様も多くいらっしゃいました。そんな方々に少しでも有益な情報を届けたいという想いから今回バーミックス&クリステルでのパン作りをご紹介することとなりました。
 協力していただいたのは東京・白金にあるフレンチレストラン「アルシミスト」のオーナーシェフである山本健一シェフ。バーミックスとクリステルを使った簡単で美味しいパン作りのレシピを考えていただきました。
 今回は「カンパーニュ」と「フォカッチャ」の2種類。カンパーニュはフランス語で「田舎パン」。料理と一緒に召し上がるのが一般的です。一方フォカッチャは、しっかり味が付いているのでそのままでも美味しく召し上がることができます。
— 改行 —

IMG_0043
カンパーニュを切り混ぜた後はこんな感じです!
【混ぜる】
このレシピはこねる必要がないので簡単です。スライシーを使用するので手も汚れず、片付けも楽チンです。こねすぎてしまうとグルテンが発生してしまうのでスライシーで回転させるのはカンパーニュなら5秒程度。フォカッチャなら20秒程度が目安です。
— 改行 —

【寝かす】
 使用する強力粉は冷やしておくことが大切です。水も冷水を使用することで過発酵を防ぐことができ、硬水を使用することでイースト菌が働きやすく、ふっくらと仕上がりやすくなります。生地は冷蔵庫で一晩寝かせるオーバーナイト法で発酵させます。少ないイースト菌を低温でゆっくり発酵させることで生地が安定し、美味しいパンに仕上がります。
断面
上:カンパーニュ   下:フォカッチャ の断面
— 改行 —

shousei2
左:カンパーニュ(焼きあがり)
右:フォカッチャ(フタをして15分後)
【焼成】
クリステルの鍋はふたをしたまま直接オーブンの中へ入れることができるので、鍋の中がスチーム状態になり、ふっくらと美味しいパンが焼き上がります。なのでスチームオーブンがなくても簡単にパンが焼けてしまうのです。15分経ったらふたを外してオーブンへ。そうすることで表面がこんがり香ばしく、中がモチモチとふっくら焼き上がります。
— 改行 —

【ポイント】
カンパーニュは焼く直前にしっかり粉をふるうことで焦げすぎるのを防いでくれます。
 フォカッチャは焼く直前にオリーブオイルを塗り、指でくぼみを作るのですが、底に穴が開くくらいしっかり指で押すのがポイントです。くぼみに追加でラウデミオをかけて揚げ焼きのようにすることで綺麗に焼き上がります。
point
左:山本シェフの粉の量!
右:フォカッチャの底の穴
— 改行 —
お店のパンも十分美味しいですが、焼きたてのパンは格別です。キッチンニュースではパンに合う料理も紹介しているので是非ご自宅でお試しください!

★詳しくはチェリーテラスHPをご覧下さい。