経済状況は大きく変わり、大切な教育機関も休校、休講と大変な事になっています。まずは、皆で感染を防ぎ、健康を維持できる生活をして行くことが大切だな、と日々痛感しています。
この状況下、毎日のお食事は本当に大切。日頃よりもうひとつ心してこの食品をいただかねば、これは少しにしておかなくては、などと頭に置きます。そのつもりで改めて眺めると、食材にもいろいろと面白い背景が見えます。
その中で、嬉しいことに多くのお客様がフレスコバルディ・ラウデミオを定着してご愛用くださっていることが分かりました。かれこれ2ヶ月間、店舗を閉めてオンラインほか通信販売だけで細々と営業していた中、ラウデミオのご注文は日々淡々と入り続けるのです。身体にやさしい食品としてこういう時期にお使いくださる方が沢山いらっしゃることに感謝の気持ちでいっぱいです。
このフレスコバルディ・ラウデミオを私共が初めて扱う食品として輸入を始めて25年近くになります。広大な土地を今も変わらず維持し、勤勉に誇りを持って最良のオリーブオイルを作られているフレスコバルディ家の方々を信頼して、安心して、多々教えていただきながらこの食品の紹介をして来る事が出来ました。
是非この機会にこの話はお伝えしたいと思うことを少し書いてみたいと思います。
フレスコバルディ家は800年程前からトスカーナに在住する侯爵家です。中世には、初期バロック音楽の作曲家、オルガニストであったジェローラモ・フレスコバルディ氏が登場し、若くからその名声はイタリアの国内外に広がりました。
現在、一家はトスカーナの各地に広大なワイン畑を有するワインの生産者として活発に活動されています。それに対し、オリーブオイルの生産量はごくわずかですが、「Wine is our business,olive oil is our calture」と、伝統を守りつつ大切に作り続けているからこそ、非常に良質な美味しいオリーブオイル、ラウデミオに仕上がるのです。また、このフレスコバルディ家の意気込みが、私達にも誇りと責任を持って仕事に携わって来る勇気を与えてくれました。
例えば、酸度が0.2%と非常に低いこと、悪玉コレステロールの血中レベルを低下させる働きを持つ一家不飽和脂肪酸、オレイン酸の含有率が高いこと、ポリフェノールを含有していること。脂溶性のβカロテンの吸収率アップにも一匙のオリーブオイルが貢献してくれること。免疫力の大切さが言われるこのごろ、この食品にもとても良い効果があるようです。
また、イタリア料理やフランス料理へのおいしい使い方はもとより、日本料理での活かし方もありがたい発見でした。例えば、お刺身やお寿司をいただくときに、お醤油にラウデミオを混ぜる、またはラウデミオと塩をつけて食べるとおいしさがアップする上に料理とワインとの相性がよくなる、ということは私的には大発見!イタリアの人々が何故これほどオリーブオイルを大切に思うのか、最初は分からなかったことが次第に見えて来て大きな楽しみになりました。
まずは、日頃から元気な体を維持していたいとどなたもが願っていらっしゃることだと思います。そのために、この良質なオリーブオイルを日常のご生活に沢山役立てていただけると何よりです。
コロナの収束を願い、世界中で健康な生活を楽しめる日々を願わずにはいられません。
井手櫻子