社長コラム(櫻通信)

社長コラム(櫻通信)

Vol.72
沢山の感動を忘れないうちに。
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昔ながらの梅雨はどこかに行ってしまったのですね。
豪雨やひょうなど、今年は大暴れの天候がありました。それでも、季節はありがたいです。夏の訪れがおいしい夏の食べ物を連れて来てくれています。
たとえば、大好きな枝豆やとうもろこしが頻繁に食卓に上がります。それから、今年は久しぶりに糠漬けを再開しました。毎日、少しずつ慣れておいしくなるお漬け物が嬉しい一品になりました。
※実は三越さんが主催された辰巳先生のイベントが恵比寿の「モナリザ」さんであり、嬉しいことにちょうど時間が取れて参加しました。そのときのお土産に糠を頂いたのです。良い頂き物をしたと感謝しています。
つゆの晴れ間
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このコラムをさぼっていた長い期間、なんともばたばたとして慌ただしく過ごしておりました。その中でも沢山の感動があったのに薄れる記憶、不安な気持ちで今日こそは、です。

上:峰岸さんが作られたバッグ
下:石垣の水槽 サカナも珊瑚も違う!
まず、ゴールデンウィーク開けに石垣島に行きました。
長い間チェリーテラスで、大人気の総菜風懐石を毎月教えて下さっていた峰岸祥子さんが、辺銀ギャラリー でバッグの展示会をされました。峰岸さんはマルチタレント。美しく、おいしいお料理だけではなく、お洋服からバッグなど個性的で素敵な制作をされる方なのです。
今回は、辺銀さんをご紹介した事もあり、娘と展示会に合わせて出かけました。
久しぶりのお友達との楽しい旅にもなりました。辺銀愛理さんから、ヨーガン・レールさんをご紹介頂き、是非伺いたいと思っていたヨーガンさんの夢のような自然の中で暮らすご生活も拝見させて頂くことができました。
海岸に遠くから流れ着く沢山のプラスティックごみ、ヨーガンさんはこれを自然破壊への抗議のメッセージを込めて、シャンデリアへ変身させる。生まれ変わった思いもよらないような造形と輝きには感嘆させられます。広い敷地には長年かけて作り上げた見事なジャングルが広がりますが、その中には水田もあり、徹底した自然の菜食主義を支えておられます。
なお、東京にもどり、ヨーガンレールさんの社食をごちそうになりました。これが、肉好きの私にも驚く程おいしいのです。
すべてへの美意識に改めて感動しています。

左:石垣の観賞用バナナ         中央:辺銀ギャラリーの前で 右:袋片手に貝殻ひろい
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リカルド・ムーティ率いるローマ国立歌劇場。久しぶりのオペラでした。演目は、「シモン・ボッカネグラ」と「ナブッコ」。「ナブッコ」の3幕目のコーラス、「行け、わが思いよ黄金の翼に乗って」は、ひときわ美しく。以前、家を訪ねて下さったイタリアの友人達が、CDでこの唄を聴かれた時に、望郷の念から涙されたのが思い出されました。

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息子夫婦が孫達と一緒の小旅行に誘ってくれました。最初、馴染みのないちびちゃん言葉がむずかしく感じられ、やや戸惑いもありましたが、一日も経つとこれがちゃんと聞こえだします。たとえば、ちびちゃん語の「プウェー」。これが、初めて乗って感激した「ロープウェー」のことと分かる迄には多少の時間を要しましたね。

左:箱根ロープウェー 孫4歳             右:小雨の箱根彫刻の森美術館 孫1歳 「プウェー」ってなあに?