社長コラム(櫻通信)

社長コラム(櫻通信)

Vol.22
えっ、立春?今更ながら新年のお話です

(写真左)新年の朝の海、(写真右)朝の森の散歩道

えっ、立春なのね。
だらしのないコラム。ああ、三つ子の魂百迄か。今更の新年の話をお許しくださいね。

— 改行 —

自然からの感動!新年への始動。
実は、2010年の幕開けはドラマティックでした。自然が与えてくれた大きな感動から始動したのです。ちょうど、大晦日に海の家に家族で集まり、手打ちの年越しそばを頂いたあと、暖炉を囲んでゆっくり団欒していました。ここでの楽しみの一つに、きれいに見える星空を見る事があり、必ず、夜は何回かテラスに出て天を仰ぎます。
11時過ぎに外に出て、南中する満月は珍しいのだという息子の説明を聞いて,満天の星と満月が海面を照らす壮大な美しさに見とれていると、なんと霰(あられ)が降って来たのです! 自然のいたずらなのでしょうか。希有の現象に皆で驚き、感動したのです。その後は、新しい年への期待と決意(?)をこめて新年の乾杯!

(写真左)午後の海、(写真右)夕暮れの海

2日の初売りで感動!
ここ何年だろう、1月2日の初売りには、開店からスタッフが頑張ってくれている百貨店に行きます。朝、海の家から8時過ぎの電車に乗って、東京駅へ。今年も見事な快晴。高島屋の前で開店を待つお客様の行列に感謝しつつ、三越本店のチェリーテラスのコーナーに行きます。3人のスタッフが福袋を次々とお客様にお渡ししています。さあ、私も入れて貰おう!一番簡単な食品の袋(フレスコバルディ・ラウデミオバルサミコ)を担当する。毎年お訪ねくださる方々も沢山いらっしゃって嬉しい。奥様とご一緒に来て下さった方は、ご購入後、改めて戻られ、「どうして今日はこのように安いのですか」、と尋ねられる。この日だけはお客様への感謝の気持ちで特別に福袋を用意させて頂いているのです、とお答えすると、納得されて更にご購入くださった。スタッフは、元日だけの休日にもかかわらず、気持ちよく朝早くから売り場でお客様を待ってくれている。いつもながら、感謝でいっぱい。
2時間程手伝うと、お昼頃には目標達成も見え、高島屋に移動。売り場に着くと、嬉しい感動。チェリーテラスの福袋2種類は完売していた!その後、次の伊勢丹に向かう。ここでは、伊勢丹の方々に、「チェリーさんの福袋は一番に売り切れましたよ」、と言っていただく。なんだか、子供のことのように、ほっとして、嬉しい。食堂の列に並び、やっと遅い昼食を取る。
お客様への感謝とスタッフへの感謝で家路につきました。
(写真上)畑の花を飾る。
(写真下)ミモザの花。春がそこに。
音楽からの感動。マリンスキーのチャイコフスキー
パリで開催された家庭用品の見本市、Maison & Objetに出かけました.今回はきっちり開催期間に合わせた5泊6日の旅、展示内容は少し元気が乏しい感じで、残念でしたが、一夜のこのコンサートが豊かな気持ちを残してくれました。時差もあるし、昼間の疲れはあるし、睡魔と闘うことになるかしら、と心配しながら足を運んだのですが、心配無用、良い時間でした。
なにが、あのような心に残る気持ちを誘うのでしょうか。当日は、ゲルギエフ指揮するマリンスキー劇場管弦楽団のチャイコフスキーの交響曲1番と4番。美しい旋律があくまでも柔らかなハーモニーで聞こえてくるように思えます。ちょうど、ウィーン・フィルハーモニーが象徴しているような得も言えぬ柔らかな音の調和を聞けたように思います。なにがそうさせるのでしょう。華やかな歴史を持つ都市文化が築き上げて来たものなのでしょうか.サンクトペテルブルグは美しい都市と聞きます。帝政ロシアの芸術のメッカに、1783年からに設立されたというオーケストラの特性なのでしょうか。
そういえば、プーチンさんはこちらの街のご出身でしたね。

ドッティーはドライバー、今年もよろしく。