社長コラム(櫻通信)

社長コラム(櫻通信)

Vol.31
心の灯火。若者の演奏、ポリーニ、石井竜也さん。
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あと3日で新年。今年も弊社製品のご愛用、このサイトのご愛読をありがとうございました。新年には、心新たな出発を心がけて行きたいと念じております。どうぞ、よろしくお願い致します。

暮れになっても明るい話題が少ない世相に(売り上げも?)寂しい思いがしていたのですが・・・。先日、心に灯火がともる機会がありました。 

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エコノミストの小田切尚登さんが主催されるミニコンサートに出かけました。
小田切さんは、ご自慢のコンサート用スタインウェイを置き、ミニコンサートや練習に場所を提供されています。ここで、東大ピアノ研究会のお仲間や仕事上のお知り合いの音楽愛好家がご自慢の音楽を披露しています。
今回、なにが明るい気持ちにさせてくださったのか。参加された高校1年、3年生の若い演奏が素晴らしいものでした。受験を控えたり、オーディションを目指す演奏のご披露です。
武力は放棄したい。でも、資源は乏しい。食料自給率は心細い。どうして、この国の外交の舵取りはできるかしら、生きていけるかしらと用もないのに、悩んでいる毎日ながら、資源がある。人材という資源を豊かにすることは上限なく可能で最も効果のあることなのだな、と実感する思いをしました。
また、このコンサートに参加されている他のお兄さま(?)お姉さまも(?)見事に忙しい本業とこのような時間を真剣に(本当です!)楽しむwork life balanceを達成されている!文化的才能も充分です。
あっ、そうそう、小田切さんの奥様に感謝です。なんと、懇親会のお弁当のデザートはフレッシュミックスでした!果物が沢山入っておいしく、大好評。
大鍋で沢山沢山作って下さいました。ラウデミオも登場させていただいて。

お客様を待つ花

冬の屋形舟(マロンさんの誕生祭に参加して)
上:虹色のレインボーブリッジ
下:接岸する物売りの船
コンサートと言えば、このシーズン、ウィーンを初め、多くのオーケストラの公演があり、楽しませて貰いました。
その中で、心に残る2つのコンサートをご紹介したいと思います。
一つは、マウリツィオ・ポリーニのコンサートでした。
世界文化賞を受賞した後のコンサート。サントリーホールを入ると、ポリーニさんの意向で、学生さんが列をなし、学生証を見せて、4,000円の払い戻しを受けていました。賞金はすぐに役立てるのですね。この音楽家には、音楽を作曲家で一塊にして、ショパンのプレリュードとは、ドビュッシーの練習曲とは、ブーレーズのソナタとは、と聴かせて貰ったと思います。バッハ平均率の演奏会では、ハプニングあったりで全てが良いとは言えないかもしれませんが、いつも、若い世代への教育的メッセージを感じました。大きな使命感を感じます。
もう一つ、それは、石井竜也さんのカナダ大使館であったチャリティーコンサートです。
いつも、チャリティーであっても、この機会に感謝してと話されて、自然に、当然のことのように、誰かのために唱う、誰かのためにアートプロデュースする姿勢が好もしく。ここ迄到達する為に、沢山超えた山や川がある事でしょう。
石井さんは、初めてイタリア大使館の食事でお隣の席になった時に、奥様(カナダの方)が年末にご飯を沢山炊いておにぎりを作り、ホームレスの人々に用意していた。驚き、教えられたと話されていましたが。

私の家の恒例の七面鳥の食事。
今年も友人や家族30人で楽しく食べました。今年は、9.9kgの鶏に、栗やレバー、挽肉、野菜などを約3kg近く詰め込み、5.5時間焼きました。これがなんとも好評なのです。多分、ポイントは前日の下ごしらえに、通常12時間程度のマリネを倍時間掛けたのが勝因かな。レシピは昨年e-gohanに載せました。ラウデミオは200ml程30分おき位にかけました。贅沢に聞こえますが、30人で食べられる七面鳥そのものの値段は約7,000円でした。うーん、来年もおいしく焼かなくては。
上:ターキー しめて 13kgに。
下:オーブン下で待機中ソースが頭に・・・耳と頭髪がちょっと。
この2つの写真はアメリカ人の息子(同然)が撮ってくれたもの。