社長コラム(櫻通信)

社長コラム(櫻通信)

Vol.70
バーミックス還暦君。おいしいね、和食文化の継承。
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左:正月の花は早咲きの桜。                  右上:パリの朝焼け  右下:パリ窓越しの夕陽
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3月1日到来。待ちに待った還暦君のイノベーション。新バーミックスM300の発売。(トルクがM250の1.5倍とパワフル!)。3種の新セット組を用意しての登場です。
やはり黙ってはおれず、土曜日だったので、弊社スタッフが常駐する都内の百貨店3店を回ってみました。
おかしなもので、32年取り扱ってきた大切なバーミックスとはいえ、商品がイノベートしただけでなにをそわそわしているの?と自分に問いかけたりして。このような仕事はスタートに立つ時は、ほっとするのが当りまえ。それにプラス、今回はそわそわです。
展示を見て、スタッフの声を聴いて、あそこを、ここをと改善点をひしひしと感じながらの落ちつかない訪問でした。
バーミックス、これからも元気で活躍してね。
2月、バーミックスがSwiss Daysに参加。多くの皆さまに温かいスープをお求めいただきました。ありがとうございました!

左:フランクフルトのメッセに有元葉子さんのLa baseが出展!!  右:冬のセーヌ 水量が多い!
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白味噌仕立てのタンシチュー。和洋の食材が、思いがけないおいしさを演出します。
おいしいね。和食文化の継承
料理研究家の後藤加寿子先生、弊社レシピサイトe-gohanでも、お料理教室でもお世話になっています。私の周りには欠けている沢山の日本文化をいつも教えて頂いています。私は若い頃、なにも分からない日本料理の世界を、後藤先生の母上、千澄子様が書かれたご本から学びました。見よう見まね、御著書からお正月、ひな祭り、なにをどう頂くかと教えていただきましたが、今は加寿子先生に学ぶことしきりです。

先日、先生が企画された「おいしいね」と言う一夜に伺わせていただきました。和食がユネスコの無形文化遺産に登録された事を機に発足された和食保護・継承国民会議の幹事としてのお立場から、特に家庭料理がどのように次世代に伝承できるかを提案なさりたいとのお気持ちでまずは開かれた会でした。
和食が旬の食材を大切に食文化を伝えている姿勢は本当に美しく、おいしく、楽しい習慣だと思います。先生が心してお伝えになりたい事として、
1 離乳食はオモユから。和食の中心はお米。
2 子供にはまず淡い味から教える事を提案。
3 現代は和食、洋食、エスニックのミックスされた食卓。和食をグローバル料理と調和させるヒントを提案したい。
4 自然と一体の日本文化の一つとして和食を教えたい。そのためには、おだし、旬、しつらえ、食器などを知る事が大切。

今回も改めてしつらえは、その場を体験しないと身につかぬものだと知りました。さりげない、椿の生け方にも教えられます。

季節の椿の見事な生け方。「花瓶は数千円なのよ」と先生は笑っていらっしゃいましたっけ。

左上:パリ、早春のロンポアン                 右上:パリのじゃがいも
左下:新年会にて。サングラスは2014モデル!         右下:新年会のデザートはスタッフお手製。完成度はプロ級!