社長コラム(櫻通信)

社長コラム(櫻通信)

Vol.66
パリの見本市、東京のフランス、イタリア   
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パリの見本市。 左:クリステルの新色。             右:ペロションさんの新作。

恒例の見本市を見るため、9月上旬にパリへ出かけました。

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厳しい暑さの東京から出かけると、秋の風情が心地よく感じられます。
今回もきっちり見本市開催期間5日間の滞在で、街の景色はもっぱらタクシーの車窓から見るばかり。でも楽しい。良い街です。先見性のある都市計画は大いなる遺産ですね。
クリステルとは30周年を記念する秋冬のプロモーションの話、それ以降の話。
バーミックスもスイスから来てくれた社長と来年の60周年企画を詰めたり。見本市を見る時間も限られますが、普段の仕事はメール中心に進めてはいても、仲の良い取引先の面々と顔を合わせて討議する時間は貴重です。

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クリステルの30周年記念のパーティーでは、簡単なスピーチを依頼されましたが、このブランドの特徴、ユニークさをどのように考えているかを伝えたいと思いました。
フランス国内では、30年でこのクラスの鍋として70%近いシェアを持てたブランディング力。何故でしょう。
それは、この鍋が料理が大好きでおいしい料理を作る事が出来る鍋を求めた人達がデザインした物だと言うことだと考えます。
創業者のP.ドダン氏とその家族は料理が大好き。ドダン氏自身がこの30年間おいしい料理が作れる鍋を形にして来たデザイナーなのです。
クリステル社30周年にちなみ、10月1日からキャンペーンを実施します。お楽しみに。

パリのマルシェ 
上:このディスプレー大好きです。
下:きのこは連れて来てしまった。

夕食 左:前菜              中央:これがメイン           右:お店?電車?

上:昼食替わり パリのスムージ。
下:ほら、こんな看板。
パリの食べ物。ほら、パリもスムージー!そんなにフリット?

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今回の滞在では、見本市会場内、または宿泊先の近所での食事が多かったのですが、とは言えどうも食事が偏る傾向に。
最終日、午後早めに会場を後に市内へ。カフェで昼替わりに食べた物は、この街にも目立ち出したスムージー。青汁替わりにメロンの入ったスムージーと勿論ポム・フリ(ご承知、フレンチフライドポテト)。

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夕食には、前菜にヘッドチーズ、(豚肉のさまざまな部位をゼラチンで固めたもの)とキノコのサラダを息子と分け分け。メインはどーんとお肉。そしてポム・フリ。行き慣れたカジュアルなSAVYです。細長い店内は電車の設え。
一日二回のポム・フリ。食べ過ぎ?

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帰国する朝、近所に立つマルシェへ。
おいしい手作りのバターとキノコを買いに。一番楽しみな買い物です。なんでも揃う東京ですが、ここには、ここだけの物があります。

左:ガラ・ディナーから アワビのお料理。13年掛かって育ったそう、申し訳ない。
右:コウジ・シモムラさんのキッチンカーで出すランチ

フランスレストランウイーク、東京もフランス。

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例年クリステルがスポンサーとして参加して来たこのイベント。今年はチェリーテラスがスポンサーに入れて頂き、企画に参加しました。
フランスレストランウィークとは言え、多くのシェフに愛用していただくバーミックスもお仲間入りしています。
ホテル・オークラでガラ・ディナーがあり2週間のイベントの始まりです。
フランスから招かれた著名なシェフと日本のシェフが今年のテーマは、テロワール(terroir)。土地それぞれの特徴ある産物を活かしたお料理です。
品数多いメニューのそれぞれが、食材+シェフの素晴らしい作品になっていました。
また初日には、フランスレストランウィークが青山の国連大学前に週末開催される大人気のマルシェ、ファーマーズマーケットに参加。北海道と九州を起点に各地で地の食材+シェフの味で料理を作って来たキッチンカーがここに集い、シモムラコウジシェフのおいしいお料理をお出ししたり。
チェリーテラス・代官山も出店しました。9/29にはshopでシェフのシモムラコウジさんがお教室を開いて下さいました。10月にはシェフのお店(エディション・コウジシモムラ)で特別教室も予定しています。

上:チェリーテラス・代官山 出店
右:可愛い山羊だってお店番

上:何年ぶり?よく来てくれました、カトレアさん。
下:パテ屋の林さんが下さったおいしい葡萄。キッチンカウンターの石と色が合います。
イタリアも元気。 スカラ座、サンダンデロ。

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秋は仕事も楽しみも一杯。ちょっと忙しいですね。
先日は、楽しみにしていたミラノ・スカラ座の来日がありました。
オペラは「ファルスタッフ」と「リゴレット」。今回の「ファルスタッフ」が私には今迄見た演出の中で一番良かった。ハーディングの指揮も良かった。「リゴレット」も悲しいステージを美しく纏めていました。なんと、指揮がドゥダメル。びっくりしました。
スカラ座のオペラは、非常に役者が,いえ、歌手が活きていました。
また、同じく来日したミラノ・スカラ座バレエ団の公演は、「ロミオとジュリエット」。マクミランのストーリー性強いステージでした。今回のスカラ座のプロダクションはステージが素晴らしい。装置が美しく、合理的でした。

変わって、お食事の楽しみ。急なお誘いで銀座の山形物産館「おいしい山形プラザ」二階の奥田政行シェフのお料理が楽しめるレストラン、「ヤマガタ サンダンデロ」に伺いました。オリーブオイルの夕べでした。多種のオリーブオイルの特長や使いこなし方を教えていただきました。
どのお料理もおいしい。そして、あれ、メイン・ディッシュにはフレスコバルディのラウデミオが!感謝しつつ堪能させていただきました。

奥田さんの料理 左:パスタ        中央:リゾット             右:メインディッシュ