社長コラム(櫻通信)

社長コラム(櫻通信)

Vol.48
絶妙のプログラム、出張の余録、バーミックス今年30年
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絶妙のプログラム、アンコールが特に印象的。

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長く活躍されているピアニスト、深沢亮子さんのコンサートに伺いました。
毎年、お招き頂く度に、この方のこの音がきっとウィーンの音なのかもしれない。そう勝手に思ってしまうのです。軽やかなタッチで、明快な表現をされます。
今回はブリュッセルの弦楽四重奏団とご一緒にモーツァルトを2曲、深沢さんの独奏で助川敏弥さんの「松雪草」、四重奏でベルギーのブノワ・メルニエさんの「蜂と蘭」という無調で拍も変化する私には珍しい曲の演奏でした。モーツァルトに深沢さんの音はなんと好ましく合う事でしょう。また、助川さんの曲を優しく包むように弾いておられました。
そして、アンコール。3月11日、特に犠牲になられたお子さん達への想いを込めて助川さんのピアノ曲を、最後には中田喜直さんの、あの「夏の思い出」を弦楽四重奏と共に聴かせて下さいました。
優しい想いにひたされたような一夜でした。

上:フランクフルト、雪のホテルの中庭
下:これは初めて!

上:マルシェのお魚はおしゃれに見えますね。
下:香りよくおいしい茸達
2月の出張;フランクフルト、-15℃です。

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2月も9日からフランクフルトの見本市アンビエンテへ。
4日間は見本市会場で、お取引先様の方々へ、出展しているバーミックスクリステルジャス等の新商品のご紹介やら、今年のお取引きのあり方をじっくり御相談させていただきます。もちろん、製造元とは品質改良改善他膝を突き合わせ、これまたじっくり話し込む毎日です。あとは、できるだけ新しい商品、企画を打ち出している各社で勉強です。

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会場は空気もよくなく、暑いです。が、外は-15℃の時もありました。
初めてユニクロのヒートテックを着込んだのが利いたのか、寒さに震えるよりも顔に当たる冷気の気持ちの良いこと。寒気団の居座る日本でも、太平洋岸では体験できない寒さにある種の感動を持ちました。はじめて飲んだ升酒にはしゃいでしまったり。1月の出張で見逃した東京の雪をフランクフルトで体験したり。この季節の出張の余録かな。
パリ経由の便なので、帰途パリに1泊。朝市で息子とバター、キノコ、ハーブティーなど買い込んで昼の飛行機に乗りました。
出張の余録は、日本に帰ってからも。
帰ってすぐに、大阪へ。この楽しみは富士山です。

バーミックスの輸入を始めて今年で30年、皆様に大変お世話になりました。
チェリーテラスでは、この感謝の気持ちを込めて良い企画を一生懸命皆で準備しているところです。
まず春には、2004年に8人の料理研究家の方々にお世話になって創った「スープとジュースの本」を進化させる計画を進めています。私達も長らく提唱してきたフレッシュミックス(今はやりのグリーンスムージーの親戚です)やそのバリエーションが追加されます。健康にもたぶん美容にも良い食べ物。1人分もコップの中で便利に用意していただけることなど改めてお伝えしたいと願っています。
好きなアングル、今日は雪のシャポーが可愛い
クリステルも長くなりました。
おかげさまで、この冬は保温カバーがご愛用者を増やしています。名前の募集も多くの方々が参加して下さり、嬉しいかぎりでした、結局、商品を分かりやすく表している「ホット・キルト」になりました。また、ニックネームもつけました。「おまかせくん」です。この名前は小学校一年生の研吾君からのプレゼント。可愛いですね。
中に入れてしまえばドンとおまかせ、料理を作っておいてくれる保温カバーならではのネーミングで言い得て妙でしょう?

左:母の写真の前に娘が飾ってくれた花。  右:フレッシュミックスの資源;息子のテラスからのお裾分け