Vol.32
イタリア・トスカーナのクリスチャンヌ・ペロションのアトリエから待望の新作が届きました。
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彼女の小包を空ける時、我々スタッフも一番楽しみな瞬間です。器が包まれている紙一枚一枚をはがすと、中からあらわれた器に「わぁっ素敵!!」とスタッフたちの歓声があがりました。
今回も、期待通りに個性的な素晴らしい器がたくさん入っていました!なかでも最もインパクトのあった器は、シックで美しい漆黒の陶器です。マットに仕上げたものと、艶やかな光沢のものの2種ありますが、大皿のほか銘々皿になりそうなものもあり、いずれも手びねり特有の軽い質感が持ち味。和食にも洋食にも使えるので、お料理のプレゼンテーション意欲がかきたてられます。
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「オードブルを少しずつのせても素敵ね」。「ちらし寿司も美味しく見えそう!」とスタッフからも次々言葉が飛び交います。
そして、クリスチャンヌ・ペロションらしい淡い紫やピンク、山吹色の磁器には、手のひらで包み込めるような、ぽってりと愛らしい花器が加わりました。椀や小さなカップも可愛らしく、
ひとつ食卓に乗るだけで、摘みたての花を添えたような存在感。「いいお値段だけどちょっとがんばって色を混ぜてそろえたくなるわね」。と常連のお客さまの嬉しい声が聞こえてきます。
シンプルなお料理をぐっと引き立てるクリスチャンヌ・ペロションの器の色彩は、陶器と磁器で2種類の土を使いわけることによって、釉薬の色をさらに微妙に変化させています。「トスカーナの日々移り変わるたっぷりの自然からインスピレーションを得ているのよ」、と語る彼女。早朝の空、夕焼けの空、新緑、春の草花…。美しいカラーバリエーションは、小高い丘の上に建つアトリエから、日々緑溢れる大地を眺めていらっしゃるからこそ生まれたのでしょう。
次にどんな色彩の器を創り出してくださるのか、今から楽しみです。
また、新作が入荷しましたら、スタッフの声と共にみなさまにお伝えしますね。
次にどんな色彩の器を創り出してくださるのか、今から楽しみです。
また、新作が入荷しましたら、スタッフの声と共にみなさまにお伝えしますね。
先日、漆黒の深めの器を手にしたお客さまが「これにお蕎麦を入れて食べたら幸せでしょうね。」と何度も手に取り、ながめていらっしゃいました。すぐには買えない値段なので、またお料理教室で来るので、「そのときにはぜひ買いたい」。と帰られていきました。クリスチャンヌ・ペロションの器にふれたとき、色彩やかたち、独特な質感はちょっと高価なお買い物からお客さまそれぞれの感動に変わるのかもしれません。毎回新作を楽しみに待っていてくださるコレクターの方々はもちろん、まだ出会ったことがないというお客さまもぜひチェリーテラスをのぞきにいらしてください。
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