道具と食のコラム

道具と食のコラム

Vol.86
日焼け対策
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連休も終わり、新緑が美しい季節となりました。そよ風に吹かれながら、外を歩くのも心地よいものです。一方でこの季節、そろそろ紫外線の量も多くなり、日焼けも気になりはじめますね。日焼けの原因は太陽の日差しという事、そして紫外線が肌に良くないという事も既にご存知でしょう。では太陽光線って身体に悪いものだから浴びない方がいいのでしょうか。実は太陽の光は私たちの身体を健康に保つためにとっても重要な働きがあります。
まずは一日の体内リズムを整える事。私たちの身体は25時間という体内リズムをもっています。しかし世の中は24時間。この1時間の差を朝、目覚めて太陽の光を浴びる事で、脳がリセットされて一日がスタートします。そして朝太陽の光をあびることで、睡眠を促すホルモンも準備されるのです。他にも紫外線には皮膚の免疫力をあげる効果があったり、骨に必要なビタミンDは太陽の光をあびるとしっかり活性化します。生命の源は太陽の光なくして存在しないというのが原点ですね。
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しかし紫外線をたくさん浴びてしまうと危険というのは命あるものは全て同じ。私たちは紫外線から身を守るために、UVケアしたり、日傘をさしたり、日陰にはいったりと身を守る事ができます。しかし植物はそこでずっと成長します。暑いから、紫外線が強いからといって移動することも日傘をさす事もできませんね。そこで植物はカラフルな「色」で身を守るようになったのです。南国の植物は「赤」「橙」「ピンク」「黄色」といった鮮やかな色をしたものが多くあります。また熱帯魚もカラフルなボディーですよね。実はこれは紫外線から身を守るための「色」でもあると言われています。人参、かぼちゃ、赤パプリカ、トマト、マンゴーなどはすぐに頭に浮かびますね。グレープフルーツの果肉が赤いルビー種やすいか、赤肉のメロンもあります。
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そしてこの「赤」「橙」「ピンク」「黄」の野菜や果物は油と一緒に摂るということが重要なポイント。ドレッシングや油で炒めたりすると吸収力はアップします。スムージーなどは、ミキサーをまわす時にほんの少しオリーブオイルを加えるとグーンと吸収力がよくなります。野菜や果物以外にも。サーモンやエビ、カニなど赤い魚介もおすすめです。

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今月のスムージー「柑橘とミントのティースムージー」は、さわやかな香りでリラクゼーション効果も期待できます。ぜひお試しください。

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(デザイナーフーズ株式会社)