道具と食のコラム

道具と食のコラム

Vol.84
そろそろ心配な季節ですね
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今年に入って寒い日が続いていましたが、少しずつ日の長さもながくなり、春が少しずつ近づいている気配をかんじるようになりました。
そうすると心配になるのが「花粉」。今や国民の2000万人以上、5人に1人は花粉症ともいわれ、今後も増加することが予想されています。花粉症は子供には少ないといわれていましたが、近年14歳以下の患者数が大きく増加し、花粉症発症の低年齢化も深刻な問題となっており、今や国民病の一つと言われています。花粉症のアレルギー症状は花粉が目や鼻の粘膜に接触することで現われてきます。花粉が鼻のなかに吸い込まれると、アレルギーを起こす物質である抗原(アレルゲン)が花粉から溶け出し、この抗原と闘うために人間は体内で抗体を作り出すのです。抗体は、抗原を捕まえるときにヒスタミンなどいくつかの物質を放出するので、これが神経を刺激して炎症を起こしてしまうのです。
つまり免疫反応の一つなのです。
しかしいくら免疫反応の一つといえども、花粉が飛ぶ季節には身体に影響を与えてしまいます。

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原因はいくつかある中、食事と関係がありそうな内容では「オメガ3とオメガ6の脂肪酸バランスが崩れている」というのがあります。オメガ3とオメガ6は互いにバランスを保ちながら上手くいくのですが、現在ではオメガ6の過剰摂取があり、バランスが崩れています。まずは脂肪酸バランスを整えるというのは重要なポイントとなることでしょう。
オメガ3を多く含む油は「アマニ油」「えごま油」「インカインチ油」などがあります。これらの油は熱に弱く、酸化しやすい油なので、スムージーに入れる調理方法としては適していますね。さらにカロテン系の栄養成分は吸収がよくなります。

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また免疫力が低下すると花粉症の症状がひどくなるます。この免疫力を司どっている腸内細菌と言われてはじめて言われています。そのためには食物繊維が重要。こちらもスムージーであればたっぷりと野菜の繊維をとることができますね。

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季節の野菜と果物を使って作ったスムージーは抗酸化力の高いものができるでしょう。
今月は、「りんご、キャベツ、しょうがのスムージー」をご紹介します。免疫力を高めるとされる生姜に、ビタミンCと食物繊維の豊富な食材、発酵食品を組み合わせたスムージーです。
ぜひお試しください。

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(デザイナーフーズ株式会社)