道具と食のコラム

道具と食のコラム

Vol.83
暖冬といわれたこの冬も
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暖冬といわれたこの冬も、最近では氷がはるくらい冷え込みが厳しくなりましたね。こんな時は体調を崩しやすいもの。風邪をひいてしまう人も多くみられます。風邪ウイルスの数は200種類以上あるといわれており、さらに同じウイルスでもいくつもの型があり、それが毎年のように変異するため、一度感染したウイルスに免疫ができても、次々に新しいウイルスに感染して繰り返し風邪をひいてしまいます。風邪をひくとくしゃみ、鼻みず、鼻づまりなどの症状がみられますね。これは自分でウイルスを外へ出そうとして戦っている証。自分で自分の体を治そうとする免疫の働きが活発になっているサインです。風邪の症状は軽いものから重症にいたるまで、様々なタイプがありますが、どのタイプにも共通していえることは、免疫力をアップさせること。そのためにもビタミンCは有効な栄養素と言えましょう。
ビタミンCの摂取基準は男性・女性ともに1日に100mg。キウイフルーツ1個85gで65mg。いちご1粒25gを4個食べて65mg、オレンジは1個で48mgのビタミンCを摂ることができます。
風邪をひいたときは毎食ビタミンCを摂ることが重要。100mgを越えても、3時間後には汗や尿と一緒に外へ出て行ってしまいます。理想は3時間ごとに召し上がると、体内のビタミンC濃度が高い状態でいられます。

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今月のスムージーは旬の柑橘類にかぶをプラスした「かぶとりんごのスムージー」。かぶには消化酵素も含まれていますので、胃腸が弱っている時もおすすめのスムージーです。でこぽんの代わりにいよかんなどを使ってもよいでしょう。手近にある柑橘類でぜひお試しください。

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また風邪のひき始めは、身体を温める事が重要。スープは消化も良く、様々な材料を組み合わせる事もでき、栄養のバランスも摂りやい料理です。生姜をアクセントに、身体をポカポカさせるスープもいいですね。バーミックスは簡単に材料をつぶすことができますので、温かいスープもお召し上がりください。

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(デザイナーフーズ株式会社)