道具と食のコラム

道具と食のコラム

Vol.74
夏バテ対策に、今月のスムージー
— 改行 —

「スイカ、ラズベリー、大葉のスムージー」

— 改行 —

暑い日が続く今日この頃。なんとなくだるい…という症状はありませんか?
そんな方におすすめの今月のスムージーが、「スイカ、ラズベリー、大葉のスムージー」。
すいか、大葉、ラズベリーを少量の水とバーミックスで混ぜるだけ。夏らしいさわやかな味が好評のスムージーです。バーミックスM300なら、スイカは種ごとでOK、種も一緒になめらかにつぶし混ぜることができます。


⇒詳しいレシピはwww.egohan.comへ

0731_1

●スイカには、β-カロテンやリコピン、ラズベリーにはポリフェノール類やビタミンEが含まれています。これらには抗酸化作用があり、夏に多く浴びすぎた紫外線により増えすぎた活性酸素を減らすのに役立ちます。
●スイカやラズベリー、大葉に含まれるカリウムは細胞内の浸透を調整し、摂りすぎたナトリウムの排出を促します。特に暑い夏は大量の汗とともにナトリウムとカリウムが失われますので、カリウム補給も大切です。
●大葉特有のさわやかな香り成分ペリルアルデヒドには嗅覚神経の刺激により胃液の分泌を促し、食欲を増進させる働きもあるので夏バテ対策に役立つ食材です。

— 改行 —

下のグラフは、市販の野菜ジュースの抗酸化力を100とした場合、このスームージーのレシピをバーミックスで作った時の抗酸化力を数字で表したものです。
・スーパーオキシドラジカル消去活性…ストレス疲労から身体を守るチカラ
・重項酸素消去活性…肌老化から守るチカラ
・ヒドロキシルラジカル消去活性…老化から身体を守るチカラ

0731_6

0723_4
活性酸素って…
私たちは毎日酸素を吸ってエネルギーを作り出しています。体内では吸った酸素の2%が活性酸素となります。活性酸素と聞くと悪いイメージがありますが、実は身体にとって必要なもの。ウィルスや細菌から身を守ったり、情報伝達をしたり、エネルギーを作り出したりと重要な働きをしています。問題なのはタバコやアルコール、紫外線、過度な運動、ストレスなどが原因で体内でたくさん発生しすぎた場合。身体の健康な細胞を酸化させて、老化や生活習慣病などの原因となります。

— 改行 —

身体で発生する活性酸素は4種類
私たちの身の回りに活性酸素といわれるものはたくさんあります。みなさんがよく知っている漂白剤の「次亜塩素酸」も活性酸素の仲間。紫外線も活性酸素を発生させるので、洗濯物や布団をおひさまの光をあてるというのも昔の人の知恵ですね。
実際に私たちの身体の中で発生する活性酸素は4種類あります。
酸素を吸うと必ず発生する「スーパーオキシドラジカル」。たくさん発生すると疲れがなかなか取れないといった、ストレス疲れが起こしやすくなります。
スーパーオキシドラジカルが体内でさらに反応が進むと「過酸化水素」をへて「ヒドロキシルラジカル」へ変化します。この「ヒドロキシルラジカル」は細胞を酸化させる力が強く、老化や生活習慣病の原因となります。
紫外線を浴びると発生する活性酸素が「一重項酸素」。シミやそばかす、シワといった肌老化の原因となる活性酸素です。

— 改行 —

活性酸素から身を守る抗酸化物質
体内でたくさん発生しすぎた活性酸素を消すチカラが「抗酸化力」といいます。私たちの身体もSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)など、活性酸素を消す酵素を持ち合わせています。しかし残念なことに30代ごろから徐々に減少していきます。野菜や果物には、抗酸化力があります。ビミンA、C、Eといったビタミンをはじめ、ポリフェノール、カテキンといった色素成分であるフィトケミカルが抗酸化物質です。
抗酸化力がもっとも高くなるのは「旬」をむかえた野菜や果物。年中同じものでスムージーを作るのではなく、旬の素材を加えたスムージーをおすすめします。

— 改行 —
— 改行 —

手軽に作れて、おいしいいうえに、市販の野菜ジュースよりずっと高い抗酸化力を持つこのスムージーで、暑い夏を元気乗り切りましょう!
(デザイナーフーズ株式会社)