社長コラム(櫻通信)

社長コラム(櫻通信)

Vol.116
夏から秋へ
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暦ではもう立秋。気温は気まま,季節の境目は見えづらいのですが、ささやかな変化から秋の到来を実感しつつあります。
一番秋を感じるもののひとつは雲かしら。
空の青さ、高さ、雲の白さ、精巧な細工のように並ぶ雲、うろこ雲、いわし雲、さば雲等と呼ばれているのですね。長く秋の到来を待った人々が雲と親しんで
それぞれを愛情を込めて呼んでいたのでしょう。
食べ物もおいしいものがいろいろ登場してきました。でも、さんまは不漁で手が届きにくいと言われていますが。
食卓に季節毎の食材が登る度に、おかげさまでフレスコバルディのラウデミオが何故か魔法を働き、食材の味を引き立ててくれます。
多分、日本に導入してから、23年程。随分沢山の方々がご愛用下さるようになり感謝しています。自分達で本当に使いたい道具、食器、食材に徹して、皆様にもご紹介していきたいと取り組んで来たつもりですが、この食材はなんとしても皆様にお使いいただきたいと願いました。おいしさの魔法に加え、健康への貢献も確かなのが有り難く。
sora
日曜日、教会から眺めた空がとてもきれいでした。これは何ていう雲なのかな?

thankyou
娘の誕生日に、小学生の孫2人が片手に花束を持って参上しました。これは嬉しいプレゼント!どちらのブーケも2週間くらい元気だったんですよ。
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melon
北海道のお土産で頂戴したメロン、美味しかったなあ!どうもご馳走様でした!
最近も音楽を聴きに行く機会がありますが、夏は少なめ。つい最近の楽しい公演はコンドルズ。近藤良平さんが率いる男性ばかりのコンテンポラリー・ダンスカンパニーで、愉快で力強いダンスが持ち味です。プロフェッショナルなダンサーばかりでなく、大学の先生だったり、主たる別役割がある人も多く。それぞれが幅広い経験から踊りやコントの中で何かメッセージを表現しておられるのを感じます。
外交的対立へのメッセージも軽く受け止め易く伝わり、でも思いは遠くへも馳せるのです。

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隣国と国境線一つで繋がっていない私達は目がともすると自国内に向きがち。
それでも8 月15日が近くになると、あの重く辛い悲しい終戦の年の8月が思い出されます。暑い日、天皇のお言葉を7歳の私は疎開先の家の庭で立って聴いていました。意味は理解できないまま、重大さだけは感じていました。その日に一緒にいた祖母から、東京に帰れるよ、と聞かされたのを覚えています。
9月1日に東京に戻りました。我が家は幸いそのままでしたが、自由が丘の駅前は焼失、大好きなおもちゃ屋さんはありませんでした。
今も遠くの国で起きている出来事を見聞きする度に、決して人ごとでは無かった少し前の状況を思い出し、若い世代とも共有しておく方がよいのではと考えます。

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道すがら
左端は、我が家に到着した夏の花。右3枚は、駅へ、会社へ、教会へと、道すがら見かける花壇を撮らせていただきました。
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semi
朝風呂に浸かっていたら、網戸の向こうに蝉がとまっていました。暑いけれど、頑張ってね。
新米の季節がやって来ます。DNAにしっかり刻まれたお米の味、大切さ。この季節に改めてお米と向き合いたい気持ちになります。クリステルのお鍋に惹かれて輸入をしたいと思った時も、サンプルが届いて一番に実施したのは炊飯でした。
簡単に上手に炊ける、このお鍋への調理性への評価は、その時の私にはそれで充分でした。
秋のおいしいご飯、引き立てる相方達。
さあ、この秋に向けて、新鮮な切り口で美味しい発見をしていかなくては。