社長コラム(櫻通信)

社長コラム(櫻通信)

Vol.13
鯉のぼりに夢を乗せて

わーい、鯉のぼり!ヒルサイドテラスに揚がる鯉のぼりです。
ヒルサイドテラスにも鯉のぼりが元気です。子供の成長を願うこのような風物詩は、世界でも稀な素晴らしさですね。
さて、花の季節に、弦楽の感動に触れることができました。

その1. 3000人の合奏!
3月の終わり、武道館で行われたスズキ・メソードのグランドコンサートに、理事をしている友人からの招待で伺うことができました。武道館に入ると、中央では大勢の子供達が一糸乱れずヴァイオリンを演奏していました。見ればずいぶん小さな子供達も上手に弾いています。その数、800人程との説明。そのうちにどんどん演奏は進み、子供達の数も最終では、3000人を超えていました。それは壮観でした。見事な演奏をする子供達の様子は、のびのびと自然で、楽しそうに輝く顔をしています。
52回目というこのコンサートには、頭の下がる思いがします。鈴木慎一氏の子供達の才能を信じての深い愛情の籠る教育の信念があってこそ、ここまで世界中に広まり受け継がれているのでしょう。お堀端の桜もきれいでした。
3000人の合奏です。
その2. 小林美恵さんのバッハ!なんて新鮮な!
4月の初め、非常に上質なサロンコンサートを主催する友人のところで、日本人としてロン・ティボー国際コンク−ル ヴァイオリン部門初優勝をされている小林美恵さんの無伴奏の夕べを聞かせていただきました。J.S.バッハからE.イザイを中心のあり得ないような贅沢プログラムでした。ずーっと、無伴奏!あの小林さんの切れ味よく、ダイナミックな演奏が目のあたりに。とにかく、感じることは、バッハが新しい!この一言です。
小林さんは、きれいな方で、きどりのない気持ちの良い方、ブログも楽しいですよ。      

— 改行 —

その3. ドレスデン国立歌劇場管弦楽団
4月25日に、ミューザ川崎で聞いたファビオ・ルイージ率いるドレスデン国立歌劇場管弦楽団。R.シュトラウスの交響詩「ツァラトゥストラはこう語った」とブラームスの交響曲4番。この秋創立460年を迎えるというこのオーケストラの伝統を感じさせる確かな演奏に、気持ちのよい時間を過ごすことができました。
若い頃はブラームスがとても好きでした。気にいっていた音楽をしかも良い演奏で聞けると、長く会わなかった懐かしい友人の元気な姿に出会うような、そこで改めて確かな友情を確認できたような、良い経験になります。

お堀端の桜がきれいでした。