社長コラム(櫻通信)

社長コラム(櫻通信)

Vol.100
秋の楽しみ
— 改行 —
新発売のオリーブオイル、「ルーチェ」の登場で、食卓の楽しみが増えました。長年親しんできた「フレスコバルディ・ラウデミオ」と比べ、なんと個性が違うことでしょう!品質はもとより、美味しさならどちらにも軍配を上げたい。ただ、その個性は全く異なるのです。
オリーブオイル「フレスコバルディ・ラウデミオ」の輸入を始めて25年になるでしょうか。お陰様で、イタリアの食文化に欠かすことのできないこの食品の魅力に、たっぷり浸って参りました。製造元は、創業から700年以上を経たフレスコバルディ社。イタリアを代表するワイン製造元です。取引を始めた際に、「wine is our businesss, olive oil is our culture」と言われた折、私は心が引き締まるような思いになりました。私たちもこの商品を大切に紹介して行こう、と。そしてこの夏、突然に「またよろしくね」と送っていただいた新しいオリーブオイル、「ルーチェ」。フレスコバルディ社のワインで最も人気が高い「ルーチェ」の畑に隣接するオリーブ園を購入して作られたオリーブオイル、「ルーチェ」。
ようやく、この個性の違いを知り、フレスコバルディ社の意図される事に触れた想いがします。

DSC04747
これが「ルーチェ」です。

「ルーチェ」について、詳しくはこちらをご覧ください。

コラム画像2
左:自由が丘の音楽祭で。男性の方がこんなに華やかなカナッペを作ってくださいました。中央:バルサモ・ディヴィーノが瓶の底にほんの少し残っていたので、水を入れてシャカシャカ振ってからさつまいもの甘煮に加えてみました(笑)。なぜか娘に大好評!右:教会の近くで。蔦がとても賑やかです。
— 改行 —

秋になると、音楽会やステージの楽しみが多くなります。
近日に観たモーリス・ベジャール・バレエ団の来日公演は、高揚感の高まる公演でした。オペラ「魔笛」のバレエ版は、非常にわかりやすい振り付け、演出のステージでしたが、モダンな表現に深いメッセージが込められているのを感じます。
また、久しぶりにエディタ・グルベローヴァのルチアを聴きました。年齢を忘れる美しい歌声。美声に甘えず長年の大きな努力があるのでしょう。このような背景を感じさせる感動は、聴く人の心まで成長させる力があるように思えます。
なお、自宅のある自由が丘地域で始めての音楽祭が行われました。サロンコンサートを定期的に開催される2ヶ所の会場で、非常によく練られた1時間もののコンサートを2日に渡って行い、参加者は演目を選び、会場を移動して参加する形式です。ずぼらな私は演目も聴きたいものが揃う事もあり、1日ずつ2ヶ所の会場で楽しみました。1ヶ所は音響設計の専門家の方のご自宅、もう1ヶ所は、退職後にご自宅を改装し、音響効果の良い部屋を造り、素晴らしいピアノを購入されて(奥様がピアノを教えられている)多くの人に音の楽しみを広げて下さっている方のお宅です。
ラ・フォル・ジュルネの活動に感動しましたが、音楽の敷居が低くなりより多くの方々に楽しみが広がる事は素晴らしいと思います。
そして、ハイライトはサイモン・ラトル指揮のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団です。どこから見ても完全な演奏。そこには、どの音もきらめくような輝き、躍動感。そして優雅さ。この組み合わせでサイモン・ラトル指揮のベルリン・フィルを聴くのはもうこれが最後。心ゆくまで音楽に浸り、最高の感動を得ました。何よりの娘からの誕生日プレゼントでした。

夕焼け1
夕焼け2
オフィスは7階。夕焼けは毎日の楽しみです。