社長コラム(櫻通信)

社長コラム(櫻通信)

Vol.91
最近のこととチェリーテラス・代官山 
— 改行 —

佐々木忠次さんのお別れ会
日本舞台芸術振興会、東京バレエ団を率いて来られた佐々木忠次様のお別れの会がありました。バレエやオペラの多くの感動のステージをこの方のおかげで味わうことができ、ただただ感謝の気持ちで一杯です。
同じ演目をたとえ外国の本場のステージで観ても、ステージの質は決して日本での引っ越し公演で観せていただいたものに及ばないことも度々経験しました。
オペラハウスもないこの国で観るオペラでも、そのレベルのステージを創られることが出来たのは、佐々木さんのステージに掛ける純粋な強い想い、情熱以外のなにものでもないと思います。
お別れの会の当日、ステージのお好きな小泉元首相他スピーチをされたほか、多くの方々が彼からいただけた感動の体験に感謝し、お別れを惜しまれていました。
中でも、世界から参加された多くのアーティストを代表して、15歳で初めてパリ・オペラ座バレエ団の一員として日本公演に参加したシルヴィ・ギエムの「私に素晴らしい世界への扉を開いてくれた人。単刀直入で、ちょっぴり短気で、ムダが嫌い。ダンスと音楽を無条件に愛した佐々木さんの情熱、勇気、そして信念に私は人生を変えられた。夢を実現し、多くの人の人生を美しいものにしてくれた、ボン・ヴォヤージュ(良い旅を)!」の言葉は心に残ります。
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きれいな生け垣。

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上:青山の自動販売機(内容がスゴイ!)。
下:これ書いたの、ドッティです(笑)
サロンコンサートで
自宅から徒歩で行ける距離に、サロンコンサートをなさる会場が増えました。
ごく最近、オール・ドビュッシーのプログラムでピアノを中心のコンサートがありました。東京外語大学ご卒業の若いピアニスト内藤晃さんは徹底して曲の内面を研究し、奥深い解釈で見事な表現をされます。音楽へのアプローチの仕方が出来上がる音楽に面白く反映されてくるのが興味深いです。
また、その数日前、サロンコンサートホールの先駆的存在、ムジカーザでクラリネットとマリンバの演奏会がありました。大変に達者なアメリカと日本のカップルの見事な演奏は、マリンバへの理解を大きく見直す機会となりました。
その演奏に特別出演したのが山本絵理さん。長年お世話になっている友人のお嬢さんで、私には小さい頃からおなじみの絵理ちゃんですが、とても嬉しい成長ぶりでした。16歳からロータリーの奨学生としてハンガリーのリスト音楽院で学び、今年はハンガリー政府の奨学生として大学院で学んでいます。小さい時からピアノが大好き、人前でも臆すること無く自分の弾きたいように自由に弾いていた絵理ちゃん。
自分に適した音楽環境での勉強が彼女の大きな成長へと繋がっているように思います。ここでもアプローチの仕方の大切さを感じました。

おとうさんと赤ちゃん

3歳の孫と代官山を歩いている時、面白い経験をしました。
ショーウィンドウに飾られた、大小2体の懐かしい鉄人28号のおもちゃに見入っています。もごもごなにか言っているみたい。なになに?
「おとうさんと赤ちゃんだね。赤ちゃんにお手紙。おとうさんにはお手紙来てない。どうして?」と、なんども聞き返しては28号を見直しています。あら、赤ちゃんの前に北原照久さんからいただいたとの説明文が。
「お手紙、これのこと?」
「うんうん、お手紙」

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鉄人28号(おとうさんと赤ちゃん)

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都内の百貨店。色彩が紫陽花の花のようで、お客様に好評だそうです。
チェリーテラス・代官山をリニューアルしました!
私達もshopチェリーテラス・代官山のディスプレイを一新しました。これまでブックコーナー(図書室)として活用していた旧山手道りに面したスペースは、キッチンウェア、テーブルウエアのよく見える楽しいお店に。食品のご試食のほか、バルミューダ ザ・トースターで焼きたてのパンのご試食もしていただけます。お近くを通られたら是非お立ちよりください。
また、元来のチェリーテラス・代官山は、少し商品展示の規模を縮小し、打ち合わせスペースとしても使えるように工夫しました。バーミックス、クリステル、JARSなどはがっちり展示しておりますので、こちらへもぜひいらしてくださいね。

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左:旧山手通り沿いのショップ。                右:リニューアルしたチェリーテラス・代官山。