社長コラム(櫻通信)

社長コラム(櫻通信)

Vol.10
花の歌、花の心

この季節、やはり花が気になります。 名前に因んで祖母が沢山植えてくれた桜(実は現在は隣家の庭に)、今もきれいに咲いてくれます。そして、子供たちが入学祝いにいただいた桜が3本、我が家に彩りを添えます。今週は、スタッフや友人との花見を楽しみます(花見のご報告は次回コラムに)。
写真の鉢は、96才の母が誕生日に叔父一家からいただいた桜の鉢。大切に育てていきたいです。
そしてもう一つ、是非見て頂きたい花のお雛さま、これは母がホームの園芸の時間に娘にと、作ってくれたお雛さま。今年は、唯一のひな飾りとしてこのお2人が活躍してくれました。
長生きして欲しい桜の鉢

花のお雛さま・母の手作り
先週、久しぶりに「カルメン」を聴きました。カルメンといえば「花の歌」、今回もテナーの聴かせどころを堪能しました。演奏会形式ながら、というよりかえって音楽性に徹したいい演奏会のように思いました。カサロヴァさんのカルメンは、知的で意思が明確な女性に映ります。ホセが探していることを知らされ、自分に刃が向けられる事も承知していたでしょう。でも、しっかりとむき会い、きっぱりと意思を伝える。 日本の出演者含め、歌手が揃い、オーケストラもコーラスも良く、子供のコーラスもとてもきれい。大人も子供も、コーラスのユニフォームがきれいで、ヴィジュアルにも楽しいステージでした。

その後、主催者のお招きで、カサロヴァさんや指揮者の方とお話をさせていただく機会がありました。お話を伺い、カサロヴァさんの創られるカルメン像がよく理解できました。指揮者の方からは、日本の子供達は素晴らしい、黙っていてもきちんとする、イギリスやヨーロッパではなかなかこうはいかない。日本の子供達には、ジプシーの子供なのだから、もう少し気ままでもいいよ、と言った程とのこと。日本人の特性・教育の話になってしまいました。
きれいに咲く白蓮、でもこの電線じゃまです!