社長コラム(櫻通信)

社長コラム(櫻通信)

Vol.60
花、花の心、感謝の心 ベジャールに、コバケンさんに
— 改行 —

開きはじめた櫻(左)とモクレン(右)

花冷えのなか、早咲きの櫻は10日間近く毎日の風情を見せてくれました。でも、少し慌てました。毎年、家の櫻のもと、仕事でお世話になる方々、長年の友人知人、家族、そしてスタッフと幾夜かを過ごします。ともかく、ちょっと段取りを取る必要もあり、開花時期は大問題。
4月1日はスタッフと囲みます。これは、新期の始まり故、花の去就に関わらず必須。おかげさまで今年は、なんとか名残の花が参加できました。
部屋の櫻、竹製の花器に合わせて

伊勢丹新宿店のエントランス
モーリス・ベジャール、今も新しく
3月初旬、モーリス・ベジャール・バレエ団の公演を見る事が出来ました。今はジル・ロマンの率いるベジャール・バレエ団の質の高い素晴らしい表現に感心しきりでした。ベジャールもこの後継者の成長にさぞや満足されている事でしょう。深い思想と大胆で美しい表現に満たされる世界が、また新しく進歩して再現されていく、観ているだけでも興奮と嬉しさに満たされます。
「ディオニソス組曲」では、完成された美しさに引き込まれます。そこでは、横尾忠則さんによるステージも一部再現され、衣装がヴェルサーチという事も興味深いものでした。
ジル・ロマンの創作、「シンコペ」も、このグループのこれからの活動が期待される作品になっていました。おなじみの「ボレロ」では、始めて踊るジュリアン・ファブヴローの踊りが印象的でした。
そして、「ライト」。神秘的で、構成内容の斬新な発想、始めて観る新しい世界に引きずり込まれていきました。90分、休憩なしのステージは嫌が上にも集中していきます。素晴らしい思い出。生前にお目に掛かったベジャールさんを想い出しながら、大きな感動をいただきました。

きれいで、元気に。若林三弥子さんからの知恵
遅すぎた出会い、と2年程前からバーミックスを愛用して下さっている料理研究家の若林先生。毎日の生活に、お料理教室にと使ってくださっているとのこと。先週は、日本橋の高島屋でトークショーをしていただきました。美肌ジュース、整腸ジュース、飲む豆腐サラダ。現在実施しているバーミックス・キャンペーンのテーマ、「キレイと、元気」を実践されている先生の秘密が伺えるレシピも紹介してくださいました。ここで、盛んに話されていたのは、元気でなければきれいにはなれない。元気に暮らす秘訣は健康な腸を維持して行く事だと。今月からは、e-gohanでも紹介させていただいています。是非、ご参考に。
★あれ、今日はe-gohan.comの「毎日更新人気レシピランキング」のトップが「整腸ジュース」だ!
洋菓子研究家・加藤千恵さんのお土産も「櫻」

上:昼の天窓  下:夜の天窓
小林研一郎さん、ありがとうございます
この春のコンサートも感動の嵐でした。我が心を少しでも健やかに整えておくには、このような感動が必要です。感謝しています。
3月28日に行われた「コバケンとその仲間達オ–ケストラ 東日本大震災復興コンサート」では、コバケンさん、オーケストラ団員(障害を持つ方も沢山いらっしゃいます)、皆心を一つにして演奏され、聴き入る聴衆全員を浄化してくれます。
この夜は、福島県から3校の高校の合唱団、いわき市立豊間中学校箏曲部それは質の高い美しい音が加わり、横浜の高校からも素晴らしい吹奏楽団が参加しました。また、みなみ実そうま合唱団のかわいい歌声にも、心を揺すぶられた思いです。
後半には、美智子様もご来臨され、優しさ溢れる拍手をおくられておりました。
この日のプログラム、モーツァルトのピアノ協奏曲23番。コバケンさんから「これは忘れがたい思いで出の曲として演奏させていただく」、とのお言葉。理由は、以前、震災地への訪問を予定していた「コバケンとその仲間たちオーケストラ」の練習場を美智子様が訪ねてくださったから。妃殿下のピアノで団員全員が共演、練習させていただき、しかも、大勢の団員の為に、美智子様は5回も演奏してくださったとのことでした。

— 改行 —

もちろん、希有な感動を引き起こしてくださったのは、この演奏会を勇気をもって、自由な発想と優しさで実現させてくださる小林先生ご夫妻とそのサポーターの方達のお力です。会社のスタッフにも声を掛け、皆で感動を分かち合いました。次回は更に数多くのスタッフに来て欲しいと思っています。

左:咲きはじめの櫻  右:お隣、デンマーク大使館の櫻