社長コラム(櫻通信)

社長コラム(櫻通信)

Vol.56
感謝、お客様との出会い、コンサート、クラシックカー
— 改行 —

感謝、関西でお客様との出会い。
11月後半に西宮阪急、阪急うめだ本店に伺って来ました。私にも初めてのトークショーの依頼を受けてのことでした。うーん、一寸苦手かな、でも長年お世話になったお客様に直接30年の御礼が伝えられる良い機会をいただいたのだ、と感謝して受けました。出かける前日、素敵な絵手紙を頂きました。以前、毎月料理教室に来て下さり、16年も前に関西に移転されたお客様からでした。西宮の阪急にお嬢さまとおいしいお菓子まで持参されて来て下さいました。日帰りの緊張感のある1日に湧いた泉のような幸せでした。なんとその方は、次の阪急うめだ本店でのイベントにはご友人を誘ってくださいました。
後からいただいたお手紙には、「実はお料理は苦手だった、バーミックスとの出会いからお料理する楽しみを持つことができた」と書いてありました。

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なお、12月はチェリーテラス・代官山はもとより、あちらこちらでおせち料理教室を開催しています。大阪でもスタッフが頑張って料理教室を催してくれています。この写真は大阪スタッフが撮って送ってくれましたが、おいしそうでしょ。バーミックスはとてもおせち料理上手です。

上:30周年のキャンディー(お客様にいただきました!)
下:大阪のおせち料理教室

河合真理さんに教えていただく、米麹の魔法。
日本橋三越本店とヒルサイドテラスで、料理研究家の河合真理さんに、おばあさまである故・阿倍なをさん直伝の米麹の魔法、甘酒作りとその応用を教えていただきました。久しぶりのゲストを迎えてのトークショー。
阿倍なをさんには、私は足を向けて寝られません。教えていただいた青汁(フレッシュミックス)は毎日の食卓に、お客様方へのメッセージにどんなに活用させていただいている事か。真理さんもお小さい頃、ご一緒に過ごしたおばあさまから、学校に遅れてもいいから、これは食べていきなさい、と教えられて来たとのこと。
おかげさまで、これにオリーブ油を掛けて食べる朝食はなんとか今を元気に過ごせる素だと思っています。
真理さんは、レストランや食品のプロデュースをいろいろとされています。お料理は大切だけれど、料理をしない人もいる、かといってその方達にも良いものを食べていただきたい。そこで、添加物を入れないレシピ、食品のプロデュースをしなくてはと思われたそうです。
とても読書家、考古学研究室にも居られた経験があり、イマジナティブな方。最も面白い料理本の一つと言ってよい「迷宮レストラン」は、お読みなると素晴らしい世界に入れます。未だの方にはお勧めです。
上:バームクーヘン(下村宏司シェフにいただきました!!)
下:ガラスのダックス?グラッパ入り(嬉しい娘のプレゼント!)
ウイーン国立歌劇場のオペラ
ウイーン国立歌劇場のオペラ、3演目ありました。まず「サロメ」。シュトラウスの不協和音もさすがのウイーンの響きで美しい。1幕ものに纏めた演出も実に上手い。次にはモーツアルトの「フィガロの結婚」。モーツアルトのオペラはいつも和声の美しさにほれぼれ。デュエットもトリオもカルテットも心が洗われるようにきれいです。そして、ドニゼッティの「アンナ・ボレーナ」。エディタ・グルベローヴァの日本最終公演とも重なり、大盛況でした。ここでは、ややこしい心理や関係の説明にコーラスの役割が実に上手く使われていると思いました。
考えてみると、どれもおぞましかったり、たわいなかったり、非情な話。しかし、こうして本当に高品質の音の共演は、まことに充実感のある豊かな時間です。長らくオペラフェスティバルの会員として、本当に贅沢な時間をいただいて来ました。なんだか、終戦後間もなく、なにもない東京で、復帰したばかりのオペラを小学生の私に見せてくれた父に感謝したくなりました。音楽好きの母を幼くして亡くした私に、無骨な軍人あがりの父は、せめて自分にできる事として音楽の楽しみ方を知らせてくれたのでしょう。
オペラも、今はあの頃には思いもかけない豊かなステージになりましたが。

公共機関で通勤するドッティ 東急自由が丘駅
秋のコンサート.ラドゥ・ルプー、ポリーニ。
久しぶりにルプーのコンサート。シューベルトの21番のソナタは、どうしても若くで夭逝した作曲家の最期への想いが浮かび、いつもセンチメンタルになりがち。この日の演奏は、ルプーのこの曲への想いがどのように大きいか、心に染み渡るような忘れがたい演奏でした。
ポリーニの連続演奏会を4夜聴きました。後期高齢者へのプレゼントでしょうか、娘がチケットを申し込んでくれました。前半は、現代音楽、後半が彼の弾くベートーヴェンのソナタ。まじめに真摯に、現代音楽を紹介しつつ、ポリーニのそれも今のベートーヴェンを対比しつつ聞かせてくれる機会、ポリーニ・パースペクティブに感謝しています。常に芸術は革新していくものと捉えてのメッセージなのでしょう。
個人的には、初日のマンゾーニのソプラノ(韓国の素晴らしいソプラノ、チョー・ジョー!)を交えたルツェルン音楽祭のための曲とその日のワルトシュタイン。彼自身の弾くシュトックハウゼン、ベートーヴェンのピアノソナタ32番に特別の感銘を覚えました。

第一ポイント・蔦屋書店に集合!
代官山は元気。蔦屋さんにクラシックカー集合!
はす向かいにある蔦屋書店の駐車場に、100台のヴィンテージカーがやってきました。明治神宮〜軽井沢〜箱根〜原宿を走るレース、「La Festa Autunno」に参加される車が第一ポイント・蔦屋書店に集合したのです。おいしいポルチーニのパスタのランチも供され、ワクワクするひとときに。
蔦屋さんのおかげで、今まで考えられなかった時間がこの街にやってくるようになりました。イベントも目白押し。私も石垣島ペンギン食堂の辺銀愛理さんに来ていただいて、楽しい時間を創らせていただきました。ものだけではなく、事を大切にできる「商業」空間はいいですね。

そろそろ、師走。バーミックス30周年記念のプロモーションも皆様にもっとお勧めしたい。
まずはシンプルでお買い得な30周年記念セットからスタートして、ライフスタイルに合わせて部品を買い足されててはいかがでしょう? (ただし、スライシーを使われる方は始めからスライシーセットを選んでいただくのがお得です)