社長コラム(櫻通信)

社長コラム(櫻通信)

Vol.49
櫻の季節、クリスチャンヌ・ペロションさんの器。モンテカルロのバレエ。
— 改行 —

「ペロションさんはやっぱりいい」と、自画自賛しています。
きれいです。ただいま、新宿伊勢丹5階トータルコーディネートスペース、銀座三越8階リミックススタイル、JR大阪三越伊勢丹8階、そして、チェリーテラス・代官山でイタリアの陶芸家、クリスチャンヌ・ペロションさんの作品の展示会を実施中。
こんなに欲張ってとも考えましたが、櫻の季節を楽しみに毎年来日されるペロションさんに、この時期に来ていただきたかったこともあり、このような企画になりました。うーん、体が少し足りない、脳ミソはもっと足りない、と我が身の不備を心配しながらの毎日となっています。
でも、皆様に素敵な食器見ていただきたいです。
銀座三越8階リミックススタイル

各所、それぞれに特徴があります。
伊勢丹では洋食器の世界、組み合わせ自由にディナーウエアになるニュートラルな5色程を中心の展開。銀座店は、お茶の世界を中心に和洋に使いこなせる食器の展開です。ペロションピンクの世界も広がっています。料理研究家の有元葉子さん、後藤加寿子さんと長くペロションご愛好の両先生にもそれぞれでお世話になっています。大阪、チェリーテラス・代官山は2店の中間的内容です。
JR大阪三越伊勢丹8階

この方の作品が本当にお好きなお客様方がおられます。
各地でのサイン会に来て下さり、コレクションのお話を伺うと、嬉しい驚きがあります。また偶然の新たな素晴らしい出会いもあります。代官山にいらした20代の女性客の方は、ペロションさんをご存知ではなく、ただただ作品に見入られた後、「これは出会いです、一目惚れです」と抹茶碗を4色選ばれました。伺うと、最近ご自分なりによくお茶を点てられているよし。このような方が本当にお茶の心を楽しまれているのではないかと思えて来ました。この店に飾っておいてよかった。好きな器を愛でつつ、お茶を嗜まれる若い素敵な方がおいでくださったのだから。
チェリーテラス・代官山

上:富士山、今回主役は真似っこの屋根
下:梅、とりあえず櫻の代役
この一ヶ月間で、バレエを数回見ました。
その中で、モンテカルロ・バレエ団の公演の印象です。モダンな踊り、演出が好きな私も、公演の全てに感銘を見いだすことは難しかったのですが、ジャン=クリストフ・マイヨーの振り付けとカール・ラガーフェルドの衣装が面白い「アルトロ・カント1」は大変興味深く見ました。またマイヨーの代表作と言える「シンデレラ」は仙女をヒロインの亡き母として登場させ、心の暖まる解釈で楽しい舞台でした。やはり演出家は素敵な仕事だな。

— 改行 —

音楽会も、いつもいい時間をいただくENTRACTのサロンコンサートが良かった。
若手の4人で構成するアンサンブルがいい演奏を聴かせてくださいました。
このサロンコンサートは、主催者の方々のプログラムの作り方、それを受けての演奏家のレベルの高さ、決して広くない空間での響きへの感動、その感動を心を通わせて伝え合うアフターコンサートのワインの時間。その一体がとても良い時間になります。

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私達も同じ事をするならば、かかわり合う皆が、深く感動の残る仕事をしていきたいものです。

2月の料理ボランティアの会
「早春の東北を楽しむチャリティ・食事会」
昨夜、帰宅すると、ミモザの花束とお手紙がありました。
お隣の方からで、「母の大好きなミモザが咲きました。長らく親しくさせていただいたことを感謝して・・・」との文面。留守がちの私が知らぬ間で恐縮する思いでしたが、きれいなお知らせをいただいて感謝しました。優しい、毅然とした素敵なおばさまでした。

左:ミモザの花  右:春の花

左:曇り空  右:真鶴の食卓